2009/10/03

[インド]ローシャンのこと

今回のインド滞在は、いつの旅にも増して、人との出会いが心に残りました。
無電化村に住む人たちは、名もない人ではなく、(あたりまえだけど)ちゃんと名前もあるし、その人だけの人生を持っているんですよね。
私は彼らを尊敬するし、応援するし、わずかな時間だけど出会えたことに感謝しています。

だから一人でも多くをここで紹介していけたらいいなと思っています。

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まずはチョーター・カクラナ村のローシャン(Roshan)。



ソーラーランタン充電ステーション管理人さんの長女で、18歳。
(でも本当は16歳とのこと!?)

近くの町まで通学しており、来年から大学進学が決まっているそうです。
チョーター・カクラナ村で初めての大学進学者という才媛です!
将来は警察官になりたいと言っていました。

昭和の映画スターのような清楚な雰囲気に、私も他のメンバーもメロメロでした。
プロのカメラマンが一緒にいてくれたらよかったのに~と今でも心残り。(笑)

最初は、静かで真面目な子との印象を受けたのですが、
次第にそうでもないことがわかり・・・
集まってきた子供の中で最年長ということもあり、
ゲームをやると大体「次はあの子を狙って!」などと後ろで指示している、結構ないたずらっ子。
それがまた愛らしいのです。

この地域は、いまだに幼児婚の風習が残っています。
10歳にも満たないうち(下手すると生まれてすぐ)に結婚相手が決まっていたり、
15歳くらいで結婚して旦那さんの家に住んでいたりします。
チョーター・カクラナ村で会った子どもたちも7割くらいは既婚または許婚ありでした。

そんな中、ローシャンも妹キランも未婚。許婚もいません。
古い慣習が根強く残る、人口500人ほどの小さな村の中で、彼女の両親たちがどう考え、今のように子供たちを育てようと思うに至ったのでしょうか?
時間がなくて聞けなかったのが残念。

これからローシャンがどうなるのか?大人になった彼女にまた会いたいです。

最後に家族写真をパチリ↓

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