インド北西部のラジャスタン州の中に、インド有数のトラ生息地「ランタンボール国立公園」があります。ラジャスタン州にはもうひとつ「サリスカ動物保護区」というトラ生息地があったのですが、近年そちらのトラは絶滅したとの報告が出ています。ランタンボール国立公園に生息するトラもいまや35~40頭のみということです。
今回ツアーで行ったのは、その「ランタンボール国立公園」と隣接する「ケラ・デヴィ保護区」の間のエリアです。
これが進行方向左側に見えたランタンボール国立公園。
そして反対側には「ケラ・デヴィ保護区」。
その間の比較的平らな一帯に80~90の小さな集落が点在しています。
幅わずか3~10kmのその一帯は、コリドー(回廊)と呼ばれ、トラが二つの保護区を行き来する、保護政策上、重要な位置を占めています。(村の中をトラが横切っていくこともあるそうです!)
村の人たちは農業に従事していますが、わずかな謝礼金欲しさに、トラの密猟者に加担してしまうことがあるそうです。(密猟されたトラは末端価格約500万円で取引されるそうですが、こうした農民に支払われる謝礼は数千円とのこと。)
この地で活動するNGOタイガーウォッチでは、これらの集落の人たちにむしろ密猟を通報する仲間になってほしい、との思いから、彼らの生活環境改善も支援しています。
そしてこのたび、ソーラーランタン導入対象として村を20村ほど選びました。
ツアーで訪問したのは、その中の2か所です。ガイアからの支援はまずはこの2村に行くことになっています!
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