そこで私が目にしたのは、こんな風景でした。
どこか懐かしい風景。
時計ではなく、TVでもなく、自然のリズムに同調した時の過ごし方。
「足りないものなんて、何もない」というのが、正直な感想。
実際には電気も水道もない生活です。家にはドアがなく、床は土。
でも、驚くなかれ。外がどんなに暑くても、蒸していても、中はひんやり涼しいんです。
家の外にはクックックッと気ままに歩き回っているニワトリたち。たまーに間違えたのか(?)家の中に入ってきてしまう。
日本にいたら想像できない生活ですが、意外に快適で、
安心してのびのびできるというか、久しぶりに満ち足りた気持ちになりました。
それはまた、そこに住む人たちの暖かさでもあったのでしょう。
厳しい中でも、家族で、そして隣近所・親戚同士で寄り添って生活を営んでいるようす。
私たちが日本では失いつつある自然とのつながり、人とのつながりがまだそこにはありました。
これをアスファルトとコンクリートで置き換えることが幸せなのでしょうか?
川で遊ぶ代わりにテレビゲームをやることが幸せなのでしょうか?
もちろん今の彼らの生活に問題がないとはいいません。
でも同時に私たちの生活のほうが絶対によい、とも言えないように思います。
ふ
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