2009/08/30

学生ツアー参加者たちと「チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」

ツアーの出発日が迫ってきて、参加する学生さんたちは現地調査項目の準備に忙しくしています。

そんな中、3時間ほど時間を取って「チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」を体験してもらいました。

具体的な内容の準備もさることながら、
彼らにはインドにどっぷり入る前に、一度今の自分の位置を俯瞰してもらいたいと思ったからです。


アメリカのNGO Pachamama Allianceが開発したこのプログラムは、
持続可能な環境・公正な社会・個人の精神的な充足
の3つをめぐる今の状況を知り、その上でこれから自分たちに何ができるか考えるという内容です。

まず今の地球環境の状況をビデオで見たところ、学生たちからの反応はさまざまでした。

・こういう話は聞きたくないから、TVでやっていてもチャンネルを変えてしまう。
・もう何回も聞いた。何も感じなくなった。
・生物多様性っていうけど、自分から見たらいなくなってもいい生物もいる。
・データを見せられても、どこまで本当なの?と思う。

私はビデオよりも彼らのコメントにショックを受けてしまいました。
今日ここにいた彼らが特別なのではなく、
きっと同じような反応をする人は少なくないのだろうと思うと余計に。

でも続けて社会的公正に話が及ぶと、次第に空気が変わってきました。

中には、
自分は今まで、つらいこと・心地よくないことを、受け止めることを避けてきた
と気づいた人も。

「自分 対 周囲」から「たくさんのつながりの中の小さな一つとしての自分」という気づきが生まれたようにも感じました。

最後にインドツアーでの目標をそれぞれ考えてもらいました。

・好きな人、もの、場所 を見つける
・自分の頭の中の固定観念を粉々にしたい
・見るもの、聞くものに敏感に、感じたい などなど沢山出ました。

遠くインドの地の無電化村に、好きな人を見つけること。
それこそが心を開いて、「つながり」を感じることですよね。


ちょうど、BOPビジネスやっている人達ってどんな気持ちでやっているのだろう?との疑問を持っていたところだったので、学生たちの目標を聞いて、とてもうれしく、そして心強く感じました。

@ふじた♪

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